本学院中学校では，総合的な国語力の向上をめざして平素から様々な活動を行っています。漢字検定など諸検定での3級以上の取得や，蔵書数およそ6万冊を誇る本学院図書館を積極的に活用しての調べ学習活動はもちろんのことですが，特に本校では次の3点での取り組みをその特色としています。 

〈年間を通しての朝読書の実施〉
まずは毎朝20分間の読書を通じて，心を静め授業に落ち着いて臨む学習雰囲気を醸し出すこと，さらに読書と「読書記録」への記入によって，読書の習慣づけを図ります。その1年間の成果は，確実に上がっています。「活字離れ」といわれる昨今にあって，本校の子どもたちの読書量・読書時間は明らかに増えています。

また読書の雰囲気を壊すことは慎むべきことですから，おのずから登校時間も守られるようになり，規則正しい基本的生活習慣が身につくことになります。その教育的効果についての詳細は，下の「読書アンケート」をクリックしてご覧ください。→Ｈ２６読書アンケート

さらにこの朝読書がねらっているのは，教養を高めること，論理的思考力を育むこと，想像力・創造力を育むことの3点です。そのために学期ごとにテーマを設けています。

〈1年間の読書の総決算－ビブリオバトル－〉
　朝読書の成果が見える形になってくるのが，第3学期もそろそろ終盤にさしかかる2月中旬以降です。その総まとめとしてビブリオバトルを実施しています。これは読んでいて楽しい本について語り合い，チャンプ本を決めるというものです。各クラスで，全員がお勧めの本についてのプレゼンテーションを1人3分間で行いました。これはまるでスポーツのようなコミュニケーションの場を作り出します。
　ビブリオバトルを通じて，本を通じてのコミュニケーションが生まれ，発表者がみんなに語りかけるようになります。聞き手も真剣に聞き入り，多様な価値観を共有するようになります。本年度は3月13日（金）に本学院メインアリーナで，各クラスでのビブリオバトルを勝ち抜いた代表が，全中学生の前での発表を行いました。中学校第1回ビブリオバトルチャンプ大会の開催です。結果は次の通りです。

グランドチャンプ
今村彩夏（中2）　『世界から猫が消えたなら』
準グランドチャンプ　
木田優菜（中3）　『蒼空時雨』
弓掛玲奈（中3）　『僕は明日、昨日のきみとデートする』　　　　

〈百人一首大会〉
これは本校国語科が伝統的に行っている3学期の恒例行事です。本年度は2月13日（金）に行われました。中1から中3まで一堂に会して行われる大規模な行事です。クラス対抗で実施され，学年ごとに表彰されます。その結果は，次の通りです。
　中学1年生　優勝　3組
　　　　　　　優秀賞　岩崎　　　　　優良賞　秋元・林・中村・宮田
　中学2年生　優勝　2組
　　　　　　　優秀賞　蓑島，西江　　優良賞　岸波・佐伯・平岡・勝谷
　中学3年生　優勝　1組
　　　　　　　優秀賞　大塚，木田　　優良賞　佐藤・弓掛・林・神谷・佐々木