市川市内には,縄文時代からの数多くの遺跡があり,教科書などにもたびたび紹介されています。本校で使用している中学歴史の教科書にも,市川市内の縄文土器(中国分3丁目の中台貝塚から出土)が写真で紹介されています。このたび,市内の市立市川考古博物館では,その遺物を出張展示しています。これは市内の何校かを巡回する予定です。本校では,市内4番目,私立では最初の展示となります。連日多くの生徒が図書館を見学に来ています。縄文文化の雰囲気をじかに味わってみませんか。会期は11月14日(木)までです。また関連する書籍や資料があわせて展示されています。ご興味のある方はどうぞいらっしゃってください。
また,これに関連して,歴史講演会が10月31日(木)放課後に,本校図書館で行われました。講演者は,市川考古博物館学芸員の領塚正浩氏で,講演タイトルは「教科書にみる市川の歴史」でした。当日は学習会や再試,翌日の漢検の準備など慌ただしい中でしたが,興味を持った生徒や先生方が講演会に多数参加しました。市内の姥山貝塚(柏井町1丁目),曽谷貝塚(曽谷2丁目),堀之内貝塚(堀之内2丁目),下総国分寺跡(国分3丁目・4丁目),中台貝塚についての分かりやすい図版と丁寧な解説で,さらに興味が湧いてくるのを感じました。図書館内に展示してある縄文土器についてのギャラリートークも好評でした。縄文人の深い精神世界に触れたような気がする1時間でした。