2024.03.23
未来の医療者への第一歩―看護・医療系進学講演会

 3月14日に東京医療保健大学・入試広報部の田沢弘昭様をお招きし、「看護・医療系進学講演会」を行いました。講演会では、看護・医療系の大学入試や進路選択について貴重なお話をしていただきました。 

 

 まず、四つの入試の種類―総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜、共通テスト利用入試―について詳細な説明がありました。総合型選抜は人気があり、倍率や難易度が高いこと、その選抜方法も様々であること、学校推薦型選抜では評定を高く保つことが重要であること、どちらの入試も一般選抜の準備を同時に進める必要があること、などのお話がありました。また、共通テスト利用入試については、7割以上の得点を目標にするとよいこと、一般選抜は入試区分により難易度が異なること、過去問題で対策することなどのアドバイスもいただきました。

入試の種類についての説明の様子

 この春休みのオープンキャンパスについて、「同じ名称の学科でも大学により学びの内実が異なる。新高3生で年内入試を考えている場合、2校は参加するとよい」といったアドバイスに加え、オープンキャンパスでのチェックポイントやメモの取り方についても教えてくださいました。模擬授業のタイトルや先生のお名前、個別相談の内容などは面接対策のためにも記録しておくとよいそうです。

学科の授業内容についての説明の様子

 入試小論文で扱われやすいテーマや医療用語についても、事例を挙げて具体的に説明していただきました。社会問題や医療問題についての理解を深め、具体的で身近な例を挙げて論じる練習をする重要性が強調されました。 

 講演後には、助産師の目指し方など、医療分野への進路選択について個別の質問が多数寄せられ、それぞれ丁寧な回答をいただきました。

講演後に質問をする生徒たち

 参加した生徒たちからは、「具体的な入試の違いや対策ポイントを知ることができた」、「受験の準備が自分の想像以上に大変であることを実感し、早急な準備の必要性を再認識した」などの感想が寄せられました。また、オープンキャンパスや受験に関する情報をノートに残す意味に気づいた生徒も多かったようです。 

 この講演会を通じて、生徒たちは進路選択や入試対策についてより具体的なイメージを持つことができ、有意義な時間となりました。 

 

 今後も進路指導部は様々な進学支援活動を展開していきます。 

 生徒の皆さん、進路選択に繋がるプログラムにぜひ積極的に参加してください。