令和5年3月20日(月)、真間川の桜が咲き始めているなか、第76回昭和学院中学校卒業証書授与式が挙行されました。
この学年から新コース制が敷かれるようになり、制服も一新されました。希望に燃えての入学でしたが、入学直前の令和2年2月末、新型コロナ感染防止を目的とした休校措置がとられ、入学式も延期になりました。授業もオンラインで実施され、断続的な休校や分散登校、自宅学習などを経て、ようやく対面式の通常授業が行われるようになりました。ところが学校行事は大幅に縮小され、満足のいくような学校生活を送ることが難しい学年でした。そのような新型コロナとの長い戦いのなかでも、くじけずに明るく前向きに活動する姿が印象的でした。そして先月、3年間の集大成としてオーストラリア語学研修が実施され、大きく成長したことを感じ取ることができました。
本年度の卒業式は、昨年度と異なり、卒業生はマスクを付けず、保護者と本校教職員が参加するという形で行われました。また参加できない保護者の皆さまには、ライブ配信でご観覧いただきました。卒業証書が一人ひとりに手渡され、続いて学院賞・私学協会賞・私学連合会賞・皆勤賞・精勤賞・体育賞・文化賞が授与されました。学校長による式辞では、卒業生へのはなむけの言葉として、「すべての人の心に花を」の歌詞が紹介されました。次なる場所で「一人ひとりが心に花を咲かせてくれることを願う。」、それが式辞に込められたメッセージでした。
さらに在校生代表生徒からの「送ることば」、続いて卒業生代表による「卒業のことば」がありました。最後に全卒業生による卒業の歌「変わらないもの」が歌われました。これまで自分たちを支えてくれた友人や家族、先生方への感謝の思いが込められた合唱で、心温まる感動的な卒業式となりました。