本日第2回探究フェスティバルを開催いたしました。
社会情勢を踏まえて外部の方のご来校は制限、中高の生徒を二分割にしての分散開催と、感染拡大防止に最大限配慮しながらの開催となりましたが、それでも異学年の取り組みを見学・参加したり、保護者の方にも生徒たちの様子を見て頂けたことは、貴重な機会となりました。
高校1年生は、焼肉店「肉屋の台所」さんとコラボし、同店の売り上げupの方法を高校生目線で探究し、プレゼンしました。
高校2年生は、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドさんとコラボし、「人を喜ばせるには?」をテーマに取り組んできました。
当日は思い思いの方法で「来場者を喜ばせる」取り組みが見られ、劇で社会問題を表現したチーム、介護用車椅子などにも応用できるラジコンを3Dプリンターで作成したチームなど、多様なアウトプットが見られました。
高校3年生は、自身のキャリアと繋げて調べ学習を行い、プレゼンテーションをはじめ様々な方法で表現しました。
学年を超えて活動していた起業ゼミ(約70名)は、「ピッチチーム」と「商品販売チーム」に分かれて活動しました。
ピッチチームでは、1年間かけて取り組んできた「身近な”不”の解消」をテーマに、課題発見〜仮説構築と検証〜原因分析〜対策立案を行なって問題解決のための起業案を考案。ピッチを行いました。
商品販売チームでは、1年間かけて学んできたビジネスの知識やフレームワークを活かし、フェアトレードチョコレートの販売や賞味期限は切れていないが廃棄されてしまう商品の販売などを行い、単に「知識を学んで発表する」のではなく、実践し、経験的に学ぶことができました。
廃棄商品の購入では、学校前のファミリーマートさんに生徒たちで赴き、店長さんと直接交渉。
店長さんのご好意でコラボが実現しました。
探究学習とは、単に机に向かって知識をinputするものでもなければ、「きれいにプレゼンする」ためのものでもありません。
実際の社会課題や企業の課題をもとに、自分なりに考え、仮説を立てて検証し、行動してみる。
その試行錯誤のプロセスこそが探究の本質であり、それがPBLや経験主義的学びを行う本質だと本校では考えています。
生徒のみなさん、お疲れ様でした!
また、ご来場頂いた保護者の皆様、ご協力頂いた企業の皆様、ありがとうございました。