本日、本八幡にあるKeiyo GAS Community「てらす」にて、本校の高校三年生が小学生向けの読み聞かせイベントを実施しました。
https://polaris-npc.com/2021/12/20/7182/
てらすさんは、地元の子どもたちのいわば「サードプレイス」的なコミュニティということで、本校とコラボして地元の方々のために何かできないか、というところから今回の初の企画につながりました。
今回のイベントを企画・運営したのは、将来国語の教員志望の和田七虹さん(高3)。将来は国語の先生になりたいということで、今回のイベントを企画してくれました。
事前にてらすさんに伺い、スタッフの方々と企画会議をしてから、メールでのやりとりを何度も重ねて今回の実施に漕ぎ着けました。
写真のチラシも、デザインから全て和田さんが制作し、配布や呼びかけにはてらすさんが全面協力。協働して今回のイベントを作り上げました。
そして迎えた今日。
20名近い児童が参加してくれたのですが、当初は読み聞かせに興味を示さず、ゲームに夢中になる児童たち。
そこで、開始時間位なってもあえて読み聞かせを始めず、子どもたちとの関係性構築からスタートしました。
会話を重ねていくうち徐々に子どもたちと打ち解け、そんなタイミングで「本の読み聞かせをしたいんだけど、聞いてくれる?」と問いかけると、「いいよー!片付ける!!」と快諾。
読み聞かせがスタートしました。
読み聞かせが始まると、当初は「お行儀よく」座って聞いていた児童たちが、どんどんのめり込んでいき、気がつけばみんな和田さんのすぐ近くに。
和田さんを囲む円もぐっと小さく、みんな前のめりになっていました。
帰る時には、何人かの女の子が「なんで帰るの?」「だめ。帰らないで。」としがみついて離さないほど。
児童の心をがっちりと掴んでいました。
今日、高校生が経験したのは、まさに「経験主義」と言われる学びであり、「PBL:Projiect Based Learning」(プロジェクト型学習)です。
私たちが考えるPBLとは、
①生徒の興味・関心に基づく(エンゲージメント)
②地域や社会と協働する(協働性)
③生徒の経験や学びになる(経験主義)
④他者・社会の役に立つ(社会貢献)
という4つの要素を持った学びです。
今後昭和学院では、この新しい学びの形を一層推進していきます。
和田さんはきっと素敵な小学校の先生になってくれると、信じています。