高校生の植物バイオテクノロジーと持続可能な農業への理解促進につながる科学教育活動への支援を行う「第5回高校生科学教育大賞」にて、本校が応募した「学内植物工場設立を目指した分子生物実験環境の構築とPCR実験講座の開講」が最優秀賞(100万円の支援)を受賞しました!
この賞は、持続可能な農業の実現や食料の安定供給に貢献するバイオテクノロジーの重要性の理解促進のために活動しているバイテク情報普及会が主催しており、次世代を担う高校生がより深く学ぶ機会を提供することを目的として、2017年より支援対象校を公募しています。本校の企画では、以下の4点が特に評価され、最優秀賞を受賞しました。
なお、応募した企画概要については、バイテク情報普及会のHPより、ぜひご覧ください。
7月15日(木)には授賞式が本校にて行われ、バイテク情報普及会の熊谷様にご来校いただき、賞状と盾を授与していただきました。その後、本校の理科施設をご覧いただき、企画の進行状況について、また今後の理科教育などについてお話をする時間をいただきました。
企画を中心になって作り上げた榎本教諭は、「学校を挙げて理科教育に力を入れていこうという流れの中でこの受賞は、協力な追い風となります。本当にありがとうございます。当面の目標は単発の実験授業ではなく、長期的な探究活動ができる環境を作ることです。植物科学は生育に時間がかかり、理屈の通用しない失敗にも直面します。生徒たちには大いに夢を見て失敗すら楽しんでもらいたいです。またPCRという言葉が世界に浸透している中、その実際を理解している人は大人でも多くありません。生物の持つ酵素を理解し、それを思い通りに応用するというロマンある遺伝子工学技術をきっかけに生物学に興味を持ってもらえればと思います。」とコメントしています。