経済産業省では、令和3年度に全国から20校程度を起業家教育強化校(仮称)として選出し、相談支援・講師派遣・強化校同士のコミュニケーション促進などをバックアップすることで起業家教育実施の推進をしています。(詳細はこちら)
起業家教育を「起業だけのための教育ではなく、主体性、創造性、分析力、コミュニケーション 力などを醸成する、「これからの時代で生きる力」を身につけるための教育」と位置付けている同省の考え方に賛同し、本校は英会話学校などを運営するQQ Englishとパートナーシップを組み、高校2年生を対象としたアントレプレナーシッププログラムで応募し、見事強化校に選出されました。
5月19日(水)にキックオフイベントとして2時間のプログラムを実施。まずはビジネスの擬似体験です。生徒たちはチームに分かれ、実際に企業で用いられる業界分析手法を用いて物事を論理的かつ多角的に考えるワークを行いました。普段とは違うフレームワークを用いて、かつ実際の企業を対象にして行う活動に、普段とは違う何かを感じとる生徒たち。
その後、QQ English本部長 梶原純氏による特別授業が実施されました。総勢343名の高校2年生が皆真剣に、かつ楽しそうに話を聞いている姿が印象的で、特に、梶原氏が学生時代に起業し、世界一周を成し遂げ、現在は会社経営をされているという、その人生観について、教員も含めて全員が聞き入りました。時間いっぱいまで質問が止まらず、大きな刺激をいただきました。
予測不可能なVUCA時代を生きる若い世代にとって、ロールモデルとなるような多様な大人に会い、生き方や考え方にふれること、そしてその中で自分たちを待ち受ける社会について学び、それに対して自分はどんな価値を大切にしていきたいかを考えるきっかけを作ることは、現在の学校の重要な役割だと考えています。
今後は授業が本格的にスタートし、QQ Englishから与えられるリアルな経営課題に対する提案活動・課題分析・市場顧客分析・プレゼン・高校生インターンなど、普段の高校生活では得られない機会を創出していく予定です。