2016.10.14
~第13回千葉県私学振興大会が開かれました(10月13日)~

%e7%a7%81%e5%ad%a6%e6%8c%af%e8%88%88%e5%a4%a7%e4%bc%9a 千葉県私学の厳しい経営環境を広く県民の皆様に理解していただくとともに,なお一層の私立学校教育振興を図るため,10月8日(土)に本年度も幕張メッセ国際会議場において,第13回千葉県私学振興大会が開催されました。本大会への関心は非常に高く,当日は1500名を越える多くの関係者が会場につめかけました。本学院からは,奨学会の山﨑憲一会長をはじめ,同会の文化教養部を中心とする保護者の方々と教職員が参加しました。

 開会前まで木更津総合高校吹奏楽部による演奏があり,開会の辞に続き,主催者代表の千葉県私学中学高等学校協会大羽克弘会長より,私立高校をめぐる情勢について,次のように報告がありました。

 

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 かつて本県の私学助成は,長い間全国でも低い水準に置かれてきました。しかし平成21年度から国の助成措置額が確保されるようになり,さらに高校においては県単独の上乗せ分が設定されるようになりました。この結果,中学校が第9位,高校は第20位と躍進しています(平成28年度当初)。これも森田健作 千葉県知事・県議会議員の皆さま,また私学の振興を応援して下さった多くの保護者の皆さまの力によるものです。

 

 また去る9月18日に開催された県私学フェアに参加された保護者・生徒を対象に実施されたアンケート結果によると,「私立高校と公立高校の学費がおなじ程度であれば,どちらを選びますか」という問いに対して,私立高校を第1志望とする場合はもちろんのことですが,公立高校を第1志望とする場合も,約7割が私立高校を選ぶと回答しています。また別のアンケートでは,私立高校の教育活動に対して,高い評価がなされているという結果も出ています。

 

 しかし現実には 定員未充足の私立高校も多く,問題を抱えています。私立・公立の共存共栄を図るためにも,今まで以上に手厚い私学助成が必要です。

 

 大羽会長の報告に続き,本年度総体優勝・準優勝選手および東京オリンピックちばジュニア特別強化指定選手の紹介がありました。ちなみに県内からいわて国体に派遣された選手のうち,63%にあたる多数が県内私立高校生でした。その他の全国大会でも私立高校生の活躍は目覚ましく,私立学校での教育が公教育の中で大きな位置を占めていることがわかります。

 

 大会の最後に,強く早期実現を要望する4項目を含む「大会決議(案)」が全会一致で了承され閉会となりました。

 

 将来を担う子供たちを人間として豊かに成長させるため、私立学校が「建学の精神」に基づき,私学ならではの教育を行える充分な環境が整えられるよう,今後も粘り強く私学振興の運動を進めてまいります。保護者の皆さまのさらなるご支援をお願いいたします。