本学院では,毎年第3学期の2月中旬に高校2年生の沖縄校外教育を行っています。2班編制で本年度は,第1班が2月9日(月)~2月12日(木),第2班が2月10日(火)~2月13日(金)の3泊4日の日程で実施しました。参加生徒にとって有意義で、いつまでも心に残る素晴らしい思い出となった校外教育の行程を下記にご紹介いたします。
初日は那覇空港からバスで沖縄ワールドで,エイサーショーと玉泉洞を見学し,夜は夕食後平和講話を聞きました。講師は第1班が古謝(こじゃ)先生,第2班が照屋(てるや)先生でした。お二人とも沖縄戦の時は5,6才と幼かったのですが,幼いながらもその労苦は身にしみており,平和の語り部として現在も平和ガイドや平和講話の講師を積極的に続けられています。
2日目は終日平和学習とクラス別の学習活動でした。平和学習では,轟の壕・糸数壕・山城本部壕・マヤーガマなどの壕を現地の平和ガイドの案内で訪ねました。平和ガイドからは,戦争体験の講話があり,現地で聞く体験談は身に迫るものがあります。ガマの中はあまりに暗く,とても病院などとして使われたとは想像しがたいものでした。次の写真は山城本部壕のものです。また併せて平和の礎,平和祈念資料館やひめゆりの塔,ひめゆり平和祈念資料館の見学も行いましたので,その様子を写真で紹介します。
2日目午後は今回初の試みのクラス別学習です。事前の入念な準備を経て,さとうきび収穫・黒糖づくりや漆喰シーサーづくり,本格エイサーなどの体験学習,万座毛やビオスの丘,グラスボート乗船,道の駅かでな,美浜アメリカンビレッジなど,さまざまな表情をした沖縄の「今」を見学をしました。
3日目は中部東村の平良湾で、シーカヤックとプロジェクト・アドベンチャーの体験学習を行いました。当日はよく晴れ,強い日差しの中、約1時間にわたるカヌー体験で,第1班・第2班ともに若さあふれる生徒たちも疲れ果てていました。また当日のもう一つの目玉である沖縄美ら海水族館では,ジンベイザメの餌付けショーやイルカショーなどに生徒の目は釘付けでした。
最終日は那覇市の首里城公園を見学した後,国際通りで班別自主研修を約3時間にわたり行いました。観光地としての沖縄を十分に堪能したようです。この後4日間お世話になった運転手さんとガイドさんに御礼を述べ,那覇空港をあとにしました。
なお第1班の3日目,第2班の2日目は、二班とも同じホテルに宿泊することになり,合同でレクレーションを行いました。この日のために係生徒が十分にプランを練り,趣向を凝らしたビンゴゲームやジェスチャーゲーム,クイズ,マジックなどで大いに盛り上げてくれました。