令和8年8月24日、本校の高校生たちが、進路指導部のプログラムの一つとして昭和学院小学校学童クラブで職場体験を行いました。このプログラムは、将来、教育分野への進学を目指す生徒たちが、実際の教育現場に足を踏み入れ、学びを深めるというもので、今回が3回目の実施となります。生徒たちは各教室に入って、学童クラブの活動を見学し、その後高校に戻り、それぞれの感じたこと、考えたことを発表し合いました。今回は、生徒たちのレポートを通して、体験から見えたことをお届けします。
〔現場で学んだ「先生たちのプロの技」〕
教室に入った生徒たちがまず驚いたのは、現場の先生方の細やかな配慮と指導工夫でした。
• 「答え」を教えるのではなく「問いかける」 単に解き方を教えるのではなく、「なぜそう思ったの?」「これってやっていいことかな?」と子どもたち自身に考えさせる声かけが多く見られました。
• 褒めて伸ばす・やる気を引き出す工夫 小さなことでも「今の行動、すごいね!」とこまめに褒めたり、達成感を味わえるように1つずつステップを踏ませたりと、子どもたちの意欲を引き出す工夫が散りばめられていました。
• 全体を見渡す視野の広さ 一人ひとりに個別指導を行いながらも、常に教室全体に目を配り、トラブルの予兆を見逃さない姿勢に、プロとしての凄みを感じていました。
〔高校生が感じた「小学校と高校の授業の違い」〕
普段、自分たちが受けている高校の授業と比較することで、新たな気づきがたくさんありました。
• 素直な発言とエネルギー 「1年生は自分の意見や『なんで?』を素直に発言していて、とても元気!」「高校よりも集中的な空間をつくる難しさがある反面、子どもたちの成長が目に見えてわかる」
• 「知識を教える」から「安心できる環境をつくる」へ 高校の授業は専門的な知識の伝達や自主性が求められますが、小学校では「学びの基礎」や「協調性」、そして何より「子どもたちが安心して学べる環境づくり」が重視されていることを学びました。
〔生徒たちの驚きと感動〕
生徒の声① 「最初は『勉強を教えること』がメインだと思っていましたが、実際に見学してみて『子どもに寄り添い、環境を整えること』の大切さを強く実感しました。体育館で最初は警戒していた児童が、話しかけるうちに笑顔を見せてくれた経験を通して、教育の奥深さとやりがいを感じ、教育学部で学びたい気持ちがさらに強まりました!」
生徒の声② 「自分が小学生だった頃とは違う『教員側の視点』で学校を見ることができ、とても貴重な体験になりました。毎日子どもたちに寄り添い、褒めたり注意したりしながら成長を支える先生方のすごさを実感しました。」
今回の職場体験を通して、生徒たちは教職のやりがいだけでなく、人と心を通わせる喜びや責任感を深く学ぶことができました。
本校では今後も、生徒一人ひとりの「学びたい」「将来の夢を叶えたい」という想いを応援するため、様々なキャリア教育・現場体験の機会を提供してまいります。