春一番が吹いた令和4年3月5日、第73回高等学校卒業証書授与式が行われました。高等学校3年生286名の晴れの門出です。
本年度の卒業生は、高校1年生も終わりの令和2年2月末、新型コロナ感染防止を目的とした休校措置から始まって、満足のいくような学校生活を送ることが難しい学年でした。新型コロナとの長い戦いのなかで、くじけずに明るく前向きに行こうとする姿が印象的でした。
本年度の卒業式は、昨年度と同様に卒業生と本校教職員だけが出席するというものでした。この日を心待ちにしていた保護者の皆さまにおかれましては、ライブ配信という形でご観覧いただきました。卒業生の呼名が終わった後に卒業証書が授与され、続いて学院賞・知事賞・私学協会賞・皆勤賞・精勤賞・体育賞・文化賞・ライトブルー少年賞が授与されました。
大井校長からは「先行き不透明な時代だからこそ、昭和プライドをもって生き抜いて欲しい」とする式辞がありました。続いて、卒業生代表による「卒業の言葉」がありました。今まで必死になって努力を続けてきても、新型コロナ感染防止を目的にすべての行事が中断に追い込まれてゆく苦しさが述べられた後、それを支えてくれた友人や家族、先生方への感謝の思いが語られました。卒業生の皆さまには、この不透明な社会を乗り切って、是非とも自分たちの夢を叶えていってもらいたいと思います。