令和3年3月5日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮しつつ、第72回高等学校卒業式が開催されました。慎重に検討を重ねた結果、万全の安全を図り、昨年に引き続き例年とは形を変えての実施となりました。濃厚接触、集団感染を避けるため、式場の座席を極力離し、学校での滞在時間を短くしての実施となりました。保護者の皆様にはオンラインでの中継を通して卒業式に参加していただきました。 

　学院賞・知事賞・体育賞等の表彰が壇上にて行われ、生徒たちの輝かしい功績が讃えられました。昨年と同様、学校長式辞の後、本来は在校生代表による送辞を受けての卒業生の答辞も、在校生が参加できないため「卒業生の言葉」となりました。3年間の高校生活を振り返り今まで送ってきた学校生活が思い出されるような感動的なスピーチでした。家族・友人・教員・学校への感謝を述べ、一生に一度しかない高校生最後の１年間を新型コロナウイルスに苦しめられた中でも、「「今」がいつでも最高のチャンスと信じ、挑戦を続けてきた「諦めない強さ」を後輩に引き継いで欲しい」と言葉を残しました。最後には「体調には十分お気をつけて、ずっとずっと元気でいてください」と結んで卒業生代表としての言葉を終えました。 

　式終了後、各クラスで有志の生徒が作成した動画を視聴し、卒業生一人一人に卒業証書と花束が手渡された後、学級担任が最後の言葉を贈りました。卒業生たちは高校生活最後の思い出を作り、別れを惜しみながら校舎を後にしました。 
 
　保護者の皆さまにはお子様の卒業式には、残念ながらご参加いただけませんでした。直接その様子をご覧いただくことはできませんでしたが、当日の模様はyoutube上に配信させていただきました。本来はお子様の晴れ舞台を我々教職員一同とともに祝福していただきたかったのですが、誠に残念ながらそのような形での実施は叶いませんでした。保護者の皆さまにおかれましては、これまで本校に対し多大なご協力をいただき、誠にありがとうございました。教職員一同、お子様のますますのご成長をお祈り申し上げます。