2017.10.27
~高2分野別模擬授業が行われました(10月25日)~

 10月25日(水)6時限に、高校2年生を対象にした大学・専門学校などによる分野別模擬授業が行われました。学年では来年度のクラス編成に向けて準備が進んでいます。生徒が自らの進路を決めるきっかけ作りとして、今回の模擬授業が企画されました。

  

 模擬授業に参加してくれた大学・専門学校は、28校に及びます。語学・看護学・体育学・経済学・教育学など、28分野の授業が展開されました。次に講義を受けた生徒の感想の一部を紹介します。

 

保育・幼児教育学〕幼稚園とは子どもたちが初めて出会う、人間としての基盤を学ぶ学校で、教員は遊びを通じた学びをする環境を整えることが必要だと学びました。児童文化とは子どもの情操を豊かにして言葉を豊かにするもので、そのために大学では言葉の機能を学ぶことが必要だということでした。このような大切な情報をわかりやすく教えてくれて、楽しかったです。

 

栄養学〕食べ物が備えるべき要素(おいしさの要因)について学びました。お母さんのおなかに中にいるときから胎児は味を感じているそうで、基本五味(甘味・酸味・塩味・苦味・旨味)のうち旨味は日本が発見したということでした。このように普段家庭科の授業では聞けないような細かいところまで聞くことができました。

 

経済学〕経済学と経営学の違いは、経済学が経済現象を研究する広い学問で、経営学が企業経営に関わる経済的な狭い学問、つまり社会全体で見るか一組織で見るかの違いだということがわかりました。次はマクロ経済学とミクロ経済学についてもっと詳しく知りたいと思いました。

 

 大学や短大、専門学校などの授業は、ただ聞いているだけでは何にもなりません。最新の学問成果に触れ知的好奇心に刺激を受けながら自ら学んでいこうとする姿勢が必要です。今回の模擬授業がそのようなきっかけ作りにもなれば幸いです。