2018.03.09
~第69回高等学校卒業証書授与式が行われました(3月5日)~

 生憎の雨になりましたが、3月5日(月)に第69回高等学校卒業証書授与式が挙行されました。卒業生419名と保護者,御来賓のみなさま,在校生(高1・2)が一堂に会し,晴れの門出を祝いました。

 

    

 

 卒業証書授与,学院賞・知事賞・私学協会賞授与,皆勤賞・精勤賞授与に続いて,体育面・文化面・奉仕活動などで特に優れた活動を示した団体に対し,体育賞・文化賞が授与されました。団体としては,新体操部・バスケットボール部(女子)・ハンドボール部(男女)・ソフトテニス部(男女)・水泳部(女子)・吹奏楽部・放送部・書道部・弦楽部が表彰されました。

 

    

 

 表彰に続き,校長先生の式辞 がありました。元ラグビーワールドカップ日本代表監督でもあり,日本のラグビー界を牽引した故平尾誠二氏と,iPS細胞の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥氏というスポーツ界と医学の異なる分野での2人が交流を深めていったというエピソードが紹介されました。その2人が意気投合したキーワードが「ビジョンとハードワーク」です。つまり長期の展望を見据え,それに向かってハードな努力を重ねる事の大切さです。式辞ではこれに加えて「昭和プライド」(高い志を掲げ,高いレベルの文武両道を目指す)をもって自分の人生を切り拓いて欲しいというメッセージがありました。

 

 続いてご来賓の本学院理事長・山本徹様よりご祝辞がありました。ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智氏から直接お話を伺った時のエピソードが紹介されました。大村氏から高校生や大学生へのアドバイスとして,これからの人生にはっきりとした目標を持ち,それを実現するために日々努力するということ,限られた時間の中で集中力をもって取り組む必要があること,勉強や仕事で気持ちの切り替えを行うことなどのお話がありました。

 

 

 

 さらに奨学会長・山﨑憲一様による励ましのご祝辞があり,在校生代表として生徒会長の橋本くんが送辞を読み上げました。最後は卒業生の峰岡くんから感動的な答辞があり,会場にいた多くの人々の涙を誘いました。

 

    

 

 そして生徒たち自身で選曲した卒業の歌旅立ちの日に」を卒業生と在校生が合唱してフィナーレを飾り,万雷の拍手の中で卒業生たちは昭和学院を巣立っていきました。卒業生・保護者のみなさま,本当におめでとうございます。多くに方々から頂いた多数のご祝電は,すべてエントランスホールに掲示し,皆さまに披露させて頂きました。