2018.03.22
~高1・2年生 保護者対象 大学進学説明会が開かれました(3月17日)~

 3月17日(土)、本学院メインアリーナに高校1・2年生保護者対象大学進学説明会が開催されました。当日は(株)進研アドの中村浩二さんをお迎えして「親子で乗り切る大学入試~受験生保護者の役割~」と題するご講演をいただきました。最新の入試情報と「保護者として持ちたい5つの視点」についてお話しをされました。第1に「子どもの将来の夢や希望と大学進学の目的が繋がっているか」、第2に「子どもが学びたいことが本当に学べるか」、第3に「卒業後の進路に必要とする力が身につけられるか」、第4に「子どもの学力の伸びしろを簡単に諦めない」、そして最後に「さまざまな支援制度を調べ、子どもの選択肢を狭めない」の5点です。高校2年生は大学入試本番まで10か月を切りました。第1志望校合格を見据え、高い志をもって早めの学習対策を進めて欲しいと思います。また高校1年生は第1志望校を早い段階で決め、受験に何が必要かを見極めていってもらいたいと思います。

 

 続いて本校の山﨑直子 進路指導部長から、大学入試合格力アップ講座と題する講演がありました。今春の卒業生の大学受験状況とここ9年間の変化が示され、国公立大学、早慶上理(早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学)、GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)などの難関大学への合格者が右肩上がりに増えていることが指摘されました。首都圏の私立大学が1年前の受験から入学定員数の厳格化を強いられているなかで、本校が特にGMARCH以上の大学合格者数を増やしていることは高く評価されてもいいのではないでしょうか。その反面、同様に増加傾向にあった日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)の合格者がここ2年は減っていることも指摘されました。

 また合格者のうちAO入試や推薦入試での合格者は約4割弱で、その合格率もわずか55%と狭き門になっています(一般入試の合格率は72.1%)。合格のためには強いポリシーと基礎学力、小論文などでの表現力などが問われます。また一般入試でもセンター試験利用での合格ラインは80%以上で、例えば明治大学合格を目指す場合は85%以上の得点率が求められます。これもまた狭き門になります。本校が採用している進研模試では、1点刻みで1万2000人がひしめき合います。そのためにも1点を確実に取る堅実な学習が求められます。そこで一度受けた模試の問題を時間をあけて5回解き直すなどのアドバイスがありました。

 

 大学受験にしても平素の授業がその基礎になります。授業をおろそかにして第1志望合格は有り得ません。きちんと学習計画を立てて実行し、足りないところを補い、新たに学習計画を立て直す。そうした地道な学習のスタイル確立が求められます。