高校2年生の秋は，進路決定にとって大切な時期です。この頃から明確な目標を持ち，学力をつけていくことが第1志望合格に繋がります。その時期をとらえて，10月29日（土），保護者会と併せて高2生徒保護者対象の進路説明会が行われました。今回講師をお願いしたのは進研アドの廣瀬梓さんでした。講演タイトルは「2年の秋から始まる受験対策に向けて保護者が知っておきたいこと」でした。

　高校3年生はすでに希望進路実現に向けての最終段階に入っています。AO入試の結果もすでに出そろい，間もなく推薦入試（指定校・公募）が始まります。1月以降はいよいよセンター試験や一般入試と，高3生には試練の日々が続きます。そのような先輩達の様子をみて，高2生も受験に向けて本格始動しなければならない時機になりました。その第1歩が，受験の目標となる志望校選びです。

　一般に第1志望校を決めた時期が早ければ早いほど，合格率の推移は高まる傾向にあります。特にその成否を決めるのが高校2年生の第2学期・第3学期です。志望校合格に向けてモチベーションを高め，学習を継続して積み重ねていくことは，将来、変化する社会に適応してゆく大切な力にもなります。

　保護者の皆様は，学力と志望校選び，進学費用の工面など悩まれることは多いと思いますが，お子さんの考える将来に何が必要かを一緒になって考え，話し合ってください。今回の説明会がきっかけとなり，家庭での進路に関する話題が増え，最良の進路決定をしてもらいたいと思います。