2017.11.13
~芸術鑑賞会で古典芸能をオペラで楽しみました(11月7日・8日)~

 

 本校では年2回芸術に親しむ機会を持っています。芸術の秋は特に古典芸能をとりあげています。今回はオペラシアターこんにゃく座の皆さまをお迎えして、日本の新しいオペラを堪能しました。

 

 演目は説経節という放浪する語り部によって中世以来広められてきた芸能の中でも著名な小栗判官照手姫を、西洋で発達したオペラと結びつけて生まれた新しいオペラおぐりとてるてです。なお「小栗判官照手姫」は後世に伝えられ、歌舞伎では「小栗判官」となって今も演じられています。

 

 

 

 

    

 

 「おぐりとてるて」はすぐれた才能をもつ主人公小栗が流転し、地獄まで落ち、しかも奇跡的に復活して愛する照手姫と結ばれ、最後は神となるという、民衆の想像力の結晶ともいうべき物語です。生徒はその演出に驚き、時に笑い、拍手を送っていました。あまり馴染みのない古典芸能がオペラという形でわかりやすく表現されていました。これをきっかけに生徒が芸術への関心をさらに深めてくれればと思います。