わずか数日前までは学院の周辺にも桜が咲き乱れていましたが，4月8日（水），季節外れの冷たいみぞれが降るというあいにくの天候でしたが，今年度も希望に満ちあふれた新入生を迎え入れることができました。中学・高等学校あわせて565名が本学院の校門をくぐり，緊張のなか，決意を秘めて晴れの入学式に臨みました。

 数日前まで咲き誇っていた学院周辺の桜

　校歌斉唱の後，井上校長先生からの式辞では，「言霊」（ことだま）に代表される言葉の持つ不思議な力についてお話がありました。「ただいま」「おかえり」「ありがとう」など，日頃何気なく使われている言葉が，相手を思いやるプラスの感情にあふれたもので，こうした言葉がたくさん言える人に，さらに学校がこのような人に出会える場になって欲しいという願いが述べられました。

　続いて来賓祝辞では，山本本学院理事長および本学院中高奨学会会長八田様からお話がありました。山本理事長からは，中高の6年間は勉強の力が最もつく大切な時期であり，ここでの過ごし方が一生を左右するものであること，さらに男女協力し，切磋琢磨して，未来の無限の夢と可能性を広げて欲しいというお話がありました。また八田会長様からは，目標に向かって何を学ぶか考えながら学校生活を送って欲しいというお話がありました。

　この後在校生徒代表として，本学院中学校高等学校連合生徒会会長小川君から，手と手を取り合って困難を乗り越え，ともに歩んでいく仲間として迎えていきたいという歓迎の言葉がありました。これを受け，最後に新入生代表として，中学1年生二人が決意を述べ，盛会のうちに式は終了しました。

当日はご多忙の中多くのご来賓の方にお越しいただき，各界からも多くの祝電を頂戴しました。厚く御礼申し上げます。