令和7年8月26日、本校の高校生たちが昭和学院小学校の「学童保育クラブ」で職場体験を行いました。このプログラムは、将来、教育の世界で働きたい生徒たちが、実際の教育現場に足を踏み入れ、学びを深めるというプログラムです。今年の4月に続いて、2回目の実施となりました。
小学校の「学童保育クラブ」は、学年でいくつかの教室に分かれ、時間割に沿って行われています。高校生たちはそれぞれ教室に入り、「学童保育クラブ」の様子を見学し、現場を体験しました。
先生方が子どもたち一人ひとりに目を配り、ご指導されている様子や活動する子どもたちの姿に、多くの学びを得ることができました。
小学校での体験終了後には、学校に戻り、報告会を実施。それぞれの教室での体験を振り返りながら、感じたことや学んだことを共有しました。
参加した生徒からは、次のような声が寄せられました。
・教育は、「何かを教える」というイメージを持っていました。そのためには子どもたちとコミュニケーションを通じて信頼関係を作ることが大切だと分かりました。
・先生方の注意の仕方が印象的でした。問いかけるように、注意をしていくと、子どもたちが素直に反省していました。
・授業の進め方や声かけのタイミングなど、先生方の工夫があちらこちらに見られて勉強になりました。将来、教育の道に進みたいという気持ちがさらに強まりました。
・先生方が一人ひとりの児童に丁寧に向き合っている様子を見て、教育の大切さを実感しました。小学校では、一つひとつの内容を丁寧に教えていて、子どもたちが安心して学べる環境が整っていると感じました。
・新聞記事を使って自分たちで学びを深めるという授業がとても興味深かったです。子どもたちの積極的な姿が印象的でした。
・良い意味でまわりを気にせず発言したり会話したりする力は、中高生にも必要だと思いました。子どもたちの積極性を見習いたいです。
・子どもたちと接することで、 “現場の空気”を肌で感じることができました。さらに教員になりたいという意欲がわきました。
今回の職場体験を通じて、生徒たちは教育の奥深さとやりがいを実感し、将来の夢を確かなものにしたはずです。進路指導部では、今後もこのような体験の機会を大切にしていきたいと考えています。