2018.05.15
~SGアカデミー始まる(5月9日)~

 5月9日(水)第1回SGアカデミー:未来講座が実施されました。これは、平素の学習活動はもちろんのこと、学校生活の様々な場面の中で、夢や理想の実現に向けて学習意欲を高め、自己実現のベースを豊かなものにしていこうとする試みです。SGアカデミー:未来講座では、概ね月に1度、毎回様々な分野でご活躍なさっている方や本学院教員、卒業生などを講師とし、講演という形で話を聴くことで、夢や目標を高めることを目的としています。

 第1回目の講師は文筆家の片倉佳史氏です。片倉氏は、1997年より台湾に在住され、台湾の遺構や日本統治時代の痕跡を調査・記録し、本の執筆や講演という様々な形で発表されている方です。片倉氏には国際理解・国際交流とは何か、人に何かを伝えるということとは」というお話をしていただきました。

 

    

 

「国際理解・国際交流とは、知らない人とのやりとりで、自分とは違う価値観との出会いのことです。こういった人たちと関わる際に大切にするべきことは、新たな発見に対して興味を持ち、面白いと感じた一瞬の気持ちを後に残すことと、それを伝えたいという気持ちをもつことです。その際に、今からできる次の5つのことを紹介します。

 1.じっとみつめること。立ち止まって考えること。

 2.仮説を立てること。

 3.仮説を実証すること。

 4.ノートを作って記録すること。

 5.表現してみること。

以上の5つを全て完璧に実践することは難しいことかもしれませんが、何か1つでも自分にできることを実践してみることで未来が変わると思います。」

 

 生徒の皆さんには、今回の講演を受けて、自分自身を深く見つめ、これからの生き方について思いをめぐらす機会になってほしいと思います。片倉様、この度は大変勉強になるお話をありがとうございました。学院一同感謝申し上げます。